本当にやりつくしたと言えますか?

ある日、数年勤めたスタッフから、

「いろいろやりつくして来たので、
私はこれから何をしたらいいですか?」と相談され、
ドキッとしたことがあります。

私自身、ネットショップを立ち上げて20年近く経ちましたが、
やってもやっても、
ネットの商売はやりつくせないものだなと感じていたので、
「やりつくした」という言葉に、
指針みたいなものがスタッフと共有出来ていなかったのかと
愕然としてしまいました。

基本的に会社の目的は、
「お金を稼ぐこと」

なのでどんなに頑張ったと言ってみても、
会社の目標に達していなければ軽々しく、
「やりつくした」
「100%、200%頑張った」とは口に出来なくなります。

たとえ、その目標のゴールに達しても、
また新たに目標は上に設定され、そして、
また新たに頑張ろう!ということになるはずです。
やることは延々と続くのです。
やりつくすなんてとてもとても・・・。

たぶん、簡単に会社を短期で転々とする人には
わからない世界なのかもしれません。

ちなみに100%、200%頑張ってきたと口にするのも
短期で転々と職を変える人が多いようです。
自己の満足に短期間で達成できるのは
それはそれで幸せなことと思います・・・が。